テレビをつけると、いつも誰かが何かについて怒っている。
とくにコロナが流行して以来激しくなっている。
先日は女性蔑視発言で森さんがその職を辞することになった。
森さんの発言はもちろんレベルが低すぎると思うけれど、職を解かれるほどのことだったのか?
(あるいはもともと何で森さんに会長になってもらったのか?)
怒りは蜂の大群のようだ。その大群を「火」か「蜜」か分からないけど、煽って誘導しようとする存在があるような気がする。
確かに、コロナが報道され始めた当初、ボクも怒っていた。
まともな政治家がいないと憤慨していた。
だけど、もう怒るのはやめにした。
理性のない怒りは他人に利用されるし、自分の健康にも良くない。
朝イチで病院の予約が入っていたが、珍しく早く終わったので、帰りがけに本屋に寄った。
ボクは、本屋の横に併設されているこのカフェが好きだ。
コーヒーを飲みながら買った本を読んだり、テーブルに奥さんを残して店内を歩き回ったりすることが好きだ。
書店の中を歩いていると、それは本棚に囲まれた小さな路地を散策しているような気分になる。
2月なのに外は穏やかに晴れているし、病院は早く終わったし、午前中の書店はいつもよりさらに静かだし、何も言うことはない。
前から気になっていた写真集を1冊買って帰りました。