相続があったので、今年は時々長野県に帰省しているのですが、先日は帰りがけに軽井沢に立ち寄りました。
僕の実家は軽井沢まで車で30分程度の場所ですので、昔から軽井沢には時々遊びに行っていました。
ですが、今回はびっくりしました!何がって。物価の高さです。
ランチにパスタ屋さんに入ったんです。
旧軽銀座からは一本外れた通りの、2階の店で、外観は取り立てて高級店というような感じではないです。
その証拠(?)に店内のBGMはボンジョヴィですから。
そこでパスタを頼んだんですが、ちょっとしたサラダとドリンクが付いてお値段なんと3000円!
普通のアサリのパスタです。軽井沢でそんなに安い店はないと思っていたのである程度は覚悟をしていましたけど、予想を超えましたね。
軽井沢はもう手の届かない街になりつつあるのかもしれません。

夏の軽井沢が人で溢れるのは昔からでしたが、夏が過ぎると人の流れが消えて静けさを取り戻すのが常でした。ですが、今の軽井沢は違います。
僕が訪れたのは9月の中旬の平日でしたが、軽井沢にアクセスする国道は激しく渋滞して、相変わらず旧軽銀座は人で溢れていました。
繁盛しているのは一見良いことのようですが、その反面街の危機でもあると僕は思います。
別荘エリアにも観光客はどんどん入って来ますし、広くない道を車がスピードを上げてしきりなく走り抜けます。
軽井沢を訪れる人は、都会の喧騒を逃れて、静かさと癒しを求めているはずなのに、ここには都会と同じような喧騒と慌ただしさしかありません。
これはおそらく終わりの始まりになるんじゃないかな、そんな予感がします。