コロナ以降、すっかり習慣化してしまったYouTube視聴。
バイクのツーリング動画を見るのが好きなんですが、ちょっと驚いたのでブログに書きます。
その動画投稿者さんは、九州にツーリングに出かけ、とある神社に立ち寄るのですが、驚いたというのはその神社の完璧なシステムです。
その神社は海沿いの断崖の上に建っているのですが、そこでは「運玉」なるものが売っています。
5個で200円の玉を購入し、10m以上離れた崖下の岩の窪みをめがけて投げるのです。見事窪みに入ったら願いが叶うという触れ込みです。ただし、男性は左手で投げないとダメですよ。
距離が離れているのと、おそらく玉が軽いため、海風に煽られてほとんどの人は窪みに投げ入れることはできなそうです。
この神社のシステムがすごいのはここからです。
的を外してがっかりする参拝者を救済するシステムがあるのです。それは、例の窪みに見事投げ入れることができた玉を回収してきて「運玉守」として販売しているのです。
そのお値段、500円。
ラッキーだった誰かの運のお裾分けでしょうか?それって誰かのおかげで神社のご利益ではないような?
まさにちゃっかり神社。見事な運のリサイクルです。
数年前、礼服が必要になりました。
そんなに何度も着るものではないので、広告に出ていたリーズナブルなもので十分だと思い店に行きました。
確かにその価格の品物は売っていたので詐欺ではありません。
ですが、店員さんの口から出てきたセリフにはなかなか痺れましたよ。
「お値段の安い礼服の色は微妙に薄いんです。こうして見るとあまり違いが分からないかもしれませんが、大勢の人が集まる中だと色が薄いとすごく目立ちますよ。」
なるほど。なかなかの脅迫です。
生地がいいとか、デザインがいいとかでは勝負できないですもんね。色の濃さなんていかようにでもできるはずですが、安い礼服の色はあえて薄くする。
しかも礼服を購入する人は急いでいる人が多い。じゃあ別の店に行きますとはなりにくい。
安いプライスで店まで呼び込むことがまずは肝心なようです。
ちょっと悔しかったですが、その時の僕はお店の思惑通り、広告の品ではない、それよりは高いものを買ったのでした。