50代ブログ「つばき日記」

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お金の話

トンチン年金

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コロナが流行し始めてから、世間では息苦しい報道ばかり続きましたので、このブログくらいは肩の力が抜けた記事を書いていきたいと思っていたのですが、たまには役に立ちそうな記事も書いてみようと思いました。

そこで今日は、最近お勉強した「トンチン年金」についてです。

年金については素人ですのでちょっとトンチンカンなところもあるかもしれませんがそこはご容赦を。

さてトンチン年金というのは、もともとはイタリアのトンティさんが考案した保険で、長寿年金と呼ばれるような、本人が亡くなるまで生涯にわたって決まった額が毎月支払われる民間の年金制度のことを言います。

たとえば、月額10万円の保険料を51歳~70歳までの20年間払うと、70歳以降は毎月10万円の年金が本人が亡くなるまでずっと支給されるような保険です。

このケースでは、20年間で払った保険料は2400万円になるため、90歳まで生きると元を取れる計算になり、それ以降に長生きした分がプラスのリターンになります。

反対に90歳より早く亡くなるようなことがあると、払込金額の方が大きくなってしまいますが、この保険の意味は、長生きリスクに備えるというところにあります。

体も自由にならない高齢期にお金が足りなくなるのは辛いですよね。でもトンチン年金に加入しておけば、安心して120歳まで生きることができるわけです。

もっとも日本の場合は、加入者が年金の支給開始年齢に達する前に亡くなった場合でも、保険料の一部が家族に返還される死亡保障が付けられるタイプの商品が主流のようです。

ただ思うに、完全な掛け捨てにしないということは、それだけ毎月の掛け金が高くなるということです。

パートナーや子供がいない人にとっては、完全な掛け捨てタイプにして月々の支払いを抑えるようなタイプの保険の方がメリットがあるような気がしますが、どうなんでしょうね。

将来、国の年金だけでは不安だという方は、このようなトンチン年金を検討するといいかもしれませんね。

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