突然ですが、歳をとってよかったことって皆さんにはありますか?
ボクは「ばんざーい!歳をとれて嬉しいな!」って言うような喜びこそありませんが、それでも「助かった」と思っていることはあるんです。
それは何かというと、自分のエネルギーを持て余さなくなったこと、です。
若い時は、それこそエネルギーを持て余してしまって、何かに消費していないとフラストレーションが溜まってしまいました。
GLAYというバンドの「ここではないどこか」という歌がありましたよね。(サビ部分しか覚えていませんが)
山のあたたの空遠くと言ったのは誰でしたっけ?
(山のあなたって、山に住むあの人のことかなって小さい頃は思っていました)
まさに「ここではないどこか」に行きたくて、「山のあなた」に行きたくてたまらなかったのです。
青い鳥は目の前にいるんだよと教えられても、そんな小さな幸せよりまだ見ぬ世界を知りたくて仕方なかったのです。
それが歳をとって、エネルギー代謝が落ちてきて、やむにやまれぬ衝動というようなものがなくなってきました。
それが良いことなのかは分かりませんが、本人としてはラクになったと感じるのです。
まさか自分が、公園の片隅に咲いている花を見て幸せを感じるようになるとは思ってもみませんでした(笑)
ただ、やっぱりオチがつくのがこのブログなんですね。
まだ燻っている残り火があるんです。
実は、バイクが欲しいんですよ。
いい歳をしてバイク?身近なところに幸せを感じるんじゃなかったの?と突っ込まれそうですが、まさに残り火なんですよね。
奥さんはもちろん大反対、とても許してくれそうにはありません。
流石に家庭を壊してまでバイクを買おうとは思いません。
バイクがダメならせめてブーツだけでもと、ブーツを買ってしまいました。
このブーツを履いてバイクに乗ったらさぞカッコいいでしょう。
ですが、ボクがこのブーツを履くことはおそらくほとんどないでしょう。