50代ブログ「つばき日記」

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小田原に行って考えたこと

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先日、海が見たくて小田原に行ってきました。

海が見たくて小田原に行く人はあまり多くないと思いますが、僕も当初は真鶴まで行こうと思っていたのですが、運転に疲れてしまい、それならまだ一度も行ったことのない小田原でいいやと妥協しての結果でした。

もちろん小田原にも海はあります。ただ残念なことに、海沿いに西湘バイパスが通っているために、海と町が高架道路で遮断されています。

そのため自由に砂浜に出ることはできませんし、海を見ながらのんびりできるカフェのようなところもあまりありません。

西湘バイパスができたせいで、多くの人にとって小田原は通り過ぎるだけの、まさにパスされる街になってしまったような印象を受けます。

本来であれば、小田原城と海があり、北原白秋など文学者の足跡を辿ることができる歴史もあります。

かなりのポテンシャルを秘めた街だと思うのですが、商店街はシャッター通りになり、かまぼこ通りという名前の通りには数軒のかまぼこ屋しか営業していません。

街づくりという意味では勿体無いな、と思うのですが、最近になってそんな小田原の魅力を再発見してもらおうと駅前に「ミナカ小田原」がオープンしました。

ミナカ小田原は、14階建てのタワー棟と江戸情緒薫る小田原新城下町からなる複合施設で、小田原新城下町には地元の食材を使ったグルメ店などが集まって賑わいを取り戻そうとしています。

ただ僕は、駅前の、このようないかにもな観光施設だけでは街は復活しないと思います。

最初の1回や2回くらいは物珍しさで訪問するかもしれませんが、リピート客とはならないのではないでしょうか。

ミナカの食堂でアジフライ定食が1800円程度で提供されていましたが、僕だったら、アルバイト店員が提供する観光施設のそれより、地元の食堂のおばちゃんが作ってくれたアジフライ定食を食べたいと思います。

大資本を投下して観光施設をつくるのもいいですが、それをきっかけとして、もっと街中に出掛けてもらう仕掛けが必要なんだと思います。

地元で頑張っているおじちゃん、おばちゃんと交流でき、おじちゃん、おばちゃんがいきいきと働ける街づくりが大切で、実はこれは小田原だけの話ではなく、日本全体に言えることだと感じたのでした。

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