昨年より急激にお世話になっているアマゾンのプライムビデオですが、少しゆるい雰囲気のドラマが受けているようで、これといったドラマ性がないドラマが数多くアップロードされています。
「かもめ食堂」とか「パンとスープとネコ日和」とか「めがね」とか
ドラマでいうと「日本をゆっくり走ってみたよ」とか「ゆるキャン」とか「ひとりキャンプで食って寝る」とか
これらの作品を昨年は片っ端から見たわけですが、今何気に楽しみにしているのは「スーパーカブ」というアニメなんです。
お金もない、友達もいない、趣味もない、そんな女子高校生が1万円でスーパーカブ(新聞配達の人が乗っているあれです)を買ってから少しずつ世界が広がっていくというドラマなのですが、見ていると懐かしさと、自分が失くしてしまったものを思い出すんです。
エンジンがかからなくなったと思ったらガス欠だったとか、ヘルメットがホルダーに思うようにかけられなかったりとか、自分でエンジンオイルを交換したりとか、そんなことあったなー、自分もおじいちゃんのカブで農道を走ったなー、とか思い出すんです。
あの頃は、1万円のカブが自分の相棒、宝物になったんです。
思えばあの頃はなんだか今とは違って、外の世界ともっとダイレクトに繋がっていたような気がします。
それがいつの間にか、外の世界と自分の間にワンクッション入るというか、自分を守るためでもあるんでしょうけど、まさに面の皮が厚くなるっていうことなんでしょうね。
他人の目が気になって、より立派なモノ、高価なモノが欲しくなって、1万円のカブなんて恥ずかしくて乗れなくなっていくんです。
というわけで、いつの間にか失くしてしまったあの頃の感覚を思い出させてくれる「スーパーカブ」というアニメ、アマゾンプライムビデオか、テレビだとtokyo mxで放送してしていますのでチェックしてみてください。